先日、海の日にアップしたのは、南仏・ニースの海岸。
今回は同じく南仏・エズの村からの海と空。
エズは、鷲の巣と呼ばれる特徴的な作りの村です。鷲が外敵から雛を守る為に、他の動物が辿り着けないような高い場所に巣を作るのと、外見が似ているから「鷲の巣村」と呼ばれています。
崖のような場所に、以下の特徴で建てられています。
1)南向きで作られ、冬のミストラル(北から、アルプスを越えて吹いてくる乾燥した冷たい風)の被害を防ぐ
2)もともとは、領主が要塞の為に作った村なので、頂上にお城などがある
エズで一番古い住居跡は、紀元前2000年にまでさかのぼるとか。
南フランス、コートダジュールやプロヴァンス、イタリア南部で見られる村です。
エズの村内は、こんな感じ。基本は、麓からぐるぐると道をあがっていく作りです。ショートカットの為の、人が一人通れるかくらいの通り道もいくつもありますが、どこに行くのか見当がつきません。
エズからもっと西に行った、マントンという村も、鷲の巣エリアが残っていました。
気候と地形を活かした建物と材料で作れば、建物は何百年と持つんですね。
朝日工営株式会社