(質問)「賃貸契約時に保険会社と賃料保証契約をする場合、保証料は誰が払うのですか?」
(回答)「賃貸人(貸主)が支払うのが良いと思われます。」
家賃保証会社と賃料保証契約をした場合、その利益は賃貸人が受けることになるので、受益者負担の原則で言えば貸主である賃貸人が負担するのが社会正義。
太平洋戦争で敗れた日本は、東京も焼け野原。 住む家も何にもなく、住宅不足は深刻の極み。家を借りるためには大家さんの言う事は何でも聞く。 そうしなければ貸してもらえない。 こんな状況から敷金だの、礼金だの 保証人だのと言う商習慣が出来ました。 外国ではほとんどの国が家賃だけ。
TTP交渉が纏まり、条約が発効すれば、アメリカ・グローバルスタンダードが主流になり「賃料保証保険は大家さんが自分のために入る保険」 となり、保険料は大家さんが払うのが当然になる筈です。
これからの不動産業者は、賃貸人と賃借人双方のために「安心・安全・公平な取引」を第一に営業しなければ消費者の支持は得られません。
そのためには、大家さんに対する社会情勢の変化や入居率向上のための情報提供サービスに力を入れることが、今までに増して必要になってくるはずです。 賃借人に加重な負担を強いる事は出来なくなる時が直ぐそこまで来ているように思えます。
TTP交渉が纏まったら、どんな世の中になるのか ちょっとドキドキしませんか?