中学生の自殺が取り上げられ “いじめ” が話題になっています。
子供の世界でも、大人の世界でも、“いじめ”は日常茶飯事です。 学校でも職場でも老人会でも、果ては老人ホームでも。 テレビを見ていると、○○教育評論家とか○○大学教授とかが、“いじめ”問題の解決策を色々語っています。
お偉い方々が出演料を頂いて全国放送の電波に乗せているのですから、きっと 素晴らしい解決策なのでしょうが、 私には理解できませんでした。
“いじめ”は子供の世界でも、大人の世界でも、避けることのできない社会現象なのです。 猿の社会でも“いじめ”は見られるそうです。
タバコを吸っている先生が、生徒たちに「タバコは体に悪いからやめろ。」と言っても無理なのと同様、“いじめ”や“セクハラ”をしている先生や大人達が 「いじめは卑怯な行為で、犯罪だ。だから、やってはいけない。」なんて言っても無理なのです。 まず、大人が止めるべきなのです。(なんて言っても無理だけど)
私の兄の息子が、小学4年生の頃、“いじめ”に会いました。 解決策を考えた彼は、クラスのガキ大将を一週間50円で用心棒として雇いました。 8カ月程して、ガキ大将の母親が気付き、学校に申し出てガキ大将の用心棒稼業は終わりを告げたのですが、 その間、兄の息子は平穏な学校生活を過ごしていました。 兄は自分の息子を叱っていましたが、私は褒めて挙げました。 自分のおかれた状況と経済状態とを考えながら、みごとな解決策を考えた兄の息子は将来性充分だと思ったからです。
その後、強化策として小学5年生から、少林寺拳法を習わせましたが、6年生になると、今度は“いじめ”を行う側のボスに納まり、何度も学校から呼び出される始末となりました。攻守所を変えた訳です。 善し悪しは別にして 強化策は見事に成功。
子供たちを、大事に大事にぬるま湯の中で育てても、社会に出たとたん強烈な“いじめ”やセクハラ・パワハラが待っています。 悲しいけどそれが現実。
それでも 悲しい事件を起こさないために学校だけは“いじめ”対策を、と言うのであれば、小学校、中学校には先生の他に、“いじめ”対策を専門とする“学校保安官” を置きましょう。 警察官退職者を採用する案はいかがですか? 今度、文科省に言ってみようかなぁー。