小泉総理時代の規制改革の成果が今になって効いてきたようです。
弁護士の総数を増やすための改革を行い、司法書士の取扱業務を拡大したために今、弁護士と司法書士があちこちでぶつかり合い、お互いに非難の応酬合戦を行っています。
我々から見れば、軍鶏の喧嘩のように見えますが、当事者どうしは結構“本気”のようです。
弁護士の数を増やしたのは良いけれど、地方には仕事がなく、都会では弁護士があまっていてなかなか仕事にありつけない若い弁護士さんが コンビニでアルバイト なんてニュースが流れる始末。
司法書士は司法書士で、これまたチャンスとばかり、拡大解釈して弁護士の職域まで犯して業務を拡大しています。
同じような仕事を弁護士に依頼すると30万円~50万円取られるところ、司法書士に依頼すると多少自分で動かなければなりませんが5万円位で済みます。 この差は大きい!
特権階級だった弁護士さんもお尻に火がつき始め、依頼者へのサービス精神を持たないと食えなくなる時代がたように思えます。 “負ける裁判勝っちゃだめ。勝てる裁判負けちゃだめ。所詮、争い事は他人ごと。” なんて思っていい加減に仕事をしていると、司法書士に仕事を取られちゃうことになりますよ。
竹中教授にもう少し“小泉構造改革”をやらせてみたかったと思う人は私だけでしょうか?
そういえば、 宅建協会の顧問弁護士事務所は、ずーと、同じ事務所。 競争を促すため、別の事務所の採用も考え、競争入札で顧問弁護士事務所を決めるのも良いかもしれないなぁー。
“おしゃべり九官鳥”