男子サッカーの日本代表を“サムライジャパン”と呼ぶそうな。 サムライの定義は人それぞれで、“菊と刀”で海外に知れ渡った“サムライ像”や三島由紀夫が求めた“サムライ像”“サムライとは死ぬことと見つけたり。”とか、実に色々。
私は、“サムライ像”とか“武士道”とかは、あまり良く解りませんが、その言葉の響きに、魅力を感じます。 “サムライ”と言うからには、忠誠心が強く、清潔で、命を惜しまず、世の為人の為己を捨て、大義に生きる。そんな人をイメージします。
女子サッカーの“なでしこジャパン”は世界チャンピオン。 試合前の国家吹奏時には、胸に手をあて、瞑目している映像がテレビに映しだされると、なぜか、感動します。日本代表の決意と責任感がひしひしと伝わってきます。
それに引き換え、男子日本代表は、日本国歌が吹奏されても、胸に手を当てて国旗に敬意を払うこともなく、瞑目するでもなく、ただ、漫然と国旗の掲揚を見ているだけに見受けられます。
日本国旗は日本の象徴であり、日本民族団結のしるしの筈です。日本国旗、日本国歌に対する態度でその人の日本人度が解ります。 国旗,国歌に敬意を払う “なでしこジャパン”には王者の風格があります。 でも、男子にはありません。 “サムライジャパン”が世界王者になることは私の夢ですが 当面はとても、とても無理のようです。
日本代表として、国旗、国歌に敬意を払い、夢に命をかける、そんなチームになるまで、私は男子チームを“サムライジャパン”とは呼ばず“足軽ジャパン”と呼ぶことにします。
“おしゃべり九官鳥”