私の友人の弁護士が他界して数年程経ちました。
家族ぐるみでのお付き合いをさせていただいていたので、訃報の知らせはとてもショックでした。 ゴルフをしたり、麻雀をしたり、居酒屋で飲んだりしていろいろ教えて頂いただきました。
その話の中で 「弁護士家業の要諦は “勝てる裁判負けちゃーだめ。負ける裁判勝ちゃーだめ。 所詮、訴訟は他人の事。” なんですよ。」と言われた言葉がいまでも強く印象に残っています。
最近、年収200万円以下の若い弁護士が生活のためコンビニでアルバイトをしている報道がありましたが、規制緩和で弁護士の数が毎年2200人ずつ増えると、やはり規制緩和でタクシーが増車され、過当競争により苦境に陥っているタクシー運転手の二の舞になったりしないのでしょうか?
もっと心配なのは、食べるために、なんでも事件にしようとして訴訟に誘導する弁護士が激増し、日本が泥沼の訴訟社会化してしまうことになるのでは?。
かつて、聖徳太子は “和をもって尊しとすべし” と言われたそうです。 “争いは家を壊し、地域を破壊し、やがて国家すら崩壊させる。” だれの言葉か知りませんが、 若手の弁護士の皆様、訴訟社会の到来で、家庭や地域や国家を崩壊させないよう宜しくお願いします。
“おしゃべり九官鳥”