お彼岸の頃になると彼岸花が咲きます。 赤くてちょっと不思議な花です。白い花もあるようです。
春と秋の2回なぜ彼岸花は咲くのでしょう? それも、お彼岸に合わせるように。 いつも不思議に思っています。 やはり、この世とあの世をつなぐ花なのでしょうか。
私は彼岸花が咲くと、お花を持ってお墓まいりに出かけます。 なぜかと言えば、 墓を掃除して、お花を飾り、お線香を焚いて、手を合わせ、家族の健康と幸せを祈ると、心が洗われたように清々しくなるからです。
私の体は父と母の精子と卵子が結合し、細胞分裂を繰り返し出来上がったものです。 顔つきも背の高さも自分で決めたものではなく、お腹が空いたからご飯を食べ、喉が渇いたから水を飲んだだけなのに、現在の体が出来上がりました。 ですから、私の体は、父と母の遺伝子の意思で造りだされたものです。
私の体のうち、肉体は父と母のもので、意思だけが私のものなのです。 時々、肉体の細胞の意思と、私の意思とが通ずることがあります。 不思議な、非科学的現象として捉えられますが、私は、不思議だとは思いません。 肉体の細胞が無言の意思をどうしても伝えたいときに、私の意思にアクセスしてくるからです。 反対に、私が父や母にアクセスする事もあります。
母が死んでから、15年程になりますが、その間に母の強い意志を2回感じています。残念なが40年前に死んだ父の意思は一度も感じていません。 今度その理由を墓参りの折、父に聞いてみます。
“おしゃべり九官鳥”