歴代の町田市長は市長在任の証しを残す癖があるようです。
初代青山市長は、団地の名称に自分の名前の“藤吉郎”の一字を入れて、藤の台団地としました。2代目大下市長は芹が谷公園に版画美術館を建て、3代目寺田市長は底無し沼の埋め立て地に、新市庁舎を建てる事を決めました。 いずれも、後世に名が残ります。
青山市長は団地の名前に自分の名前の一字を入れただけですから、可愛いと思えますが、2代目、3代目の市長は数十億から数百億円の税金を投入し、施設を建設するのですから、可愛いと笑っている訳にはいきません。 市長の名を残すために、多額の税金を使われたのでは、たまったものではありません。 ちなみに、町田市立版画美術館の経費は膨大で、超赤字経営が続行され、赤字補填に多額の税金が投入されているようです。
文化都市町田に赤字経営の美術館があっても良いのかも知れませんが、老齢化が進み子供の声が聞こえなくなった古びた団地、生活保護家庭が激増し、個人商店が消えて風俗の店に占領された町田の中心市街地。 こんな町田の現状を考えると、ちょっと心配になるのは私だけなのでしょうか?
現職の石坂市長は歴代の市長の考え方を踏襲 (これを麻生元総理大臣は“ふしゅう”と読みました。)するのでしょうか。 今後の動向が見ものですね。
“おしゃべり九官鳥”