町田市と相模原市との境を流れる境川は、東海トラフと呼ばれる活断層沿いに流れる川です。
今回の東北関東大震災では津波の被害が甚大でしたが、いつ来てもおかしくない東海地震では町田市も大きな被害が想定されています。 想定被害は活断層のずれによる大きな振動と地盤の陥没です。 過去の地震で生じた境川沿いの断層は10m以上に及び不気味な迫力があります。
境川沿いの活断層は関東ローム層が良く見える断層で、小学生の地質の教材として利用されています。 富士山の噴火による火山灰の地層も良く観察出来ます。
学校の教材としては貴重な活断層ですが、心配なのは活断層の直ぐ上に建つ相模原市側の住宅です。建築指導では一応活断層から50m以上離れないと建築を認めないことになっているようですが、そんなことお構いなしに開発許可が出され、住宅が建築されています。 すごく心配です。
川がながれ、断層に近接する場所や高い崖に隣接する土地に家を建築する場合は、活断層の状態を良く調べる必要があるのではないでしょうか。
すでに活断層沿いに住んでいる人は、地震に備え対策を講じた方が良いのではないでしょうか。
東北関東大地震の被災者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
“おしゃべり九官鳥”